改悔批判

別院の報恩講も終わり、あちこちの寺院の報恩講
たよりが聞かれる、わくわくするシ−ズン到来ですね。
もっとも執行される寺の方々は大変な季節でもありますが・・
また、11月21日からは本山の報恩講が、改装なった
御影堂で厳修されます。その行事のなかに
真宗独特の 改悔批判 ということが行われます。
団体参拝でお参りされる方には あまり縁が無い行事なの
かも知れませんね。真宗各派でその形態は違うようですが、
大谷派では、親鸞聖人の御影の御前で門徒の方が自分の
信心を告白し、それを受けて僧族のかたが、即興のように
批判(法話)をされます。
その、門徒感話をさせていただくことになりました。
馬鹿と煙は高いところが好きと言われますが、依頼の
電話をいただいたとき、煙のごとく舞い上がり、低い鼻が
高くなりかけましたが・・。よくよく考えてみると
批判を受ける訳であります。信心決定した人は対象外
なわけで、門徒としての自分の日暮しを考えるに
校長先生(親鸞聖人)から校長室(御影堂)に呼び出されて
厳重注意を受けるには十分すぎる人間であると自覚できます。
その点では、この人選は正解でありましょう。
21日(土)の13:30〜ご開山さんにしっかり叱られて
まいります。
釈 宝樹