立ち上がりの うた

真宗講座最終日、池田先生は ご満座で拝読される三首の和讃の
意義を
三朝浄土・・・いのり、願い
他力の信心・・尊厳、ほまれ
如来大悲・・・使命
と教えてくださった。そして 恩徳讃を
力強く立ち上がるうた と抑えられた。
昨年のお話で 大経の中で 阿難尊者が 二度立ち上がられた
と教えてもらった。二度目は釈尊に「立ちなさい!」と促されてとのこと。 
 恩徳讃を作られたころの親鸞聖人は 長男善鸞を義絶されている。当然かなりのショックで落ち込んでみえたことは想像に難くない。そんな時夢告を受け、正像末和讃を書き始められる。
阿弥陀如来から 阿難尊者のように「立ち上がりなさい!」と
促されたのであろうか?・・・・釈宝樹